エコカラット工事の失敗(施工業者のずさんな工事)
~施工会社との出会いについて~
私は自宅の購入に伴い、リフォームの一環でエコカラットを張ることを決めました。
見栄えもよく、湿度の調整ができるので機能面も期待したうえでの決断でした。
あとはどこの業者でお願いしようかといろいろとリサーチをしたところ、Twitterからある業者を紹介されました。
その業者は最初から社長と電話で直接話をでき、当初見積もりを出してくれた業者よりも10万円近く安く、施工事例もHPに記載されているので大丈夫であろうと判断いたしました。
数回のやり取りを経て、工事が始まりました。
施工は2日にわたって行いますが、まだ引越し前だったため時間がかかっても構わないので丁寧に施工をお願いしたいとお伝えしました。
このブログを見た皆様はエコカラットの施工方法について調べたことはありますか?
もしエコカラットの施工をお願いする方は絶対に自分で事前にチェックすることをお勧めします。
施工をリフォーム会社任せにしていたため、私はすべてのエコカラットを張りなおすはめになりました。
今となっては事前にしっかりと用意すべきだったと後悔してます。
LIXILのHPで確認できます(見やすい方)。
ページ数が多いので面倒ですが、こちらが推奨です。
見栄えはもちろん大事ですが、それ以上に適切な方法でエコカラットを張らないと滑落して大きなケガにつながる可能性があります。
※普通に重さがあるタイルで角は尖っているのでなので頭に落ちてきたら命を落とす可能性もあります
詳細はご自身でマニュアルを確認いただいた方が確実ですが、ここでは施工方法について記載いたします。
LIXILの問い合わせページにも記載されおりますが、基本的には壁紙をはがしてからエコカラットを施工(貼る)することを推奨しています。
HPにも『新築・リフォームを問わず、エコカラットプラスを張る位置に壁紙が張られている場合は、壁紙を剥がしてから施工してください。』と記載されてます。
しかしながら、
①ビニル系(フッ素・EB等の撥水系表面処理品を除く)、または布系の壁面である
②カビが生えていない
③汚れがない
④壁紙の剥がれがない
⑤施工部位が天井ではない
場合は壁紙の上からでも貼っても問題はないそうです。
その場合は壁紙の剥がれ防止のために、タッカーを所定の位置に打つことが決められております。
● 幅木・天井・側面との取り合い : 100 ㎜以下
● 壁紙の継ぎ目 : 455 ㎜以下
● その他 : 455 ㎜以下
今回このブログを書くことになったきっかけですが、
私の自宅は
『壁紙をはがさず、タッカーを一つも打たずにエコカラットを貼っていたのです』
エコカラットの貼り方なんて素人が知るはずありませんし、施工中は気づきませんでした。
数日後にふとエコカラットを触ったところが若干浮いていて、マニュアルを見返して気付いたのです。
業者(R社)の社長(Mさん)に電話したところ、『タッカー打ったはずですよ~。担当した人間にも確認してみますね。』と最初はとぼけられました。
しかしながらその日は私はずっと施工を目の前で見ていました。
というか社長が直接エコカラットを貼っていたので、確認する必要はないのです。
打っていないことは確実です。
見栄えが云々という話ではなく、落ちてきたらケガをする、命を落としてしまう可能性があるのです。
社長のMさんは『これまで何年も工事してきたけど、落ちてきたことは一度もないから大丈夫ですよ~。』と言い出し始めました。
その会社は設立から5年、エコカラットはここ数年です。
家というものは10年、20年住むものですし、自分たちが工事したここ4,5年大丈夫だから問題なしという話ではないのです。
話し合いの結果、腰から上の部分のみ貼りなおしてもらうことになりました。
しっかりと話し合いをした結果張り直しを了承してくれたのであえて伝えませんでしたが、事前にメーカーであるLIXILはもちろん弁護士と相談をしており、理論武装をしつつ、万が一の場合は訴訟も考えていたのでホッとしました。
これが施工から10日後のことです。
私の自宅では寝室のベットの上にもエコカラットを貼っていたので、寝室だけは最優先で貼りなおしてほしいと伝え、貼りなおしてもらいました(あーだこーだと後回しにされ2か月後でした・・・)。
その都はもちろん立ち合いをしましたが、社長のMさんは『忙しかったのでうっかりしてましたね。。』と。。。
R社のひどいことは、エコカラット施工マニュアルを無視して施工をしていたことです。
私の推測では同社が施工したほとんどのエコカラットは①壁紙をはがさず、②タッカーも打たっていない可能性が高いです。
自社のインスタにも堂々と壁紙の上にタッカーを打たずに施工している写真をアップしておりました。(今は消されています)
今後エコカラットの施工を考えている方は、
①施工マニュアルを自分で見て勉強する
②工事に立ち会う(必ず)
ことをお勧めいたします。
社名をこの場で公開する予定はありませんが、東京都内で会社名イニシャルがR社、社長イニシャルがMさんの会社で施工された方は問い合わせをいただければ個別にお教えすることもできます。
エコカラットをはがせば壁紙をはがしていたか否か、タッカーを打ったかはすぐにわかります。
その業者に依頼しても良いですし、対応してもらえない場合は外部業者に頼んだうえで法的手段をとることもできます。
ほかの方のブログで実際に剥がれた写真がでていましたが、エコカラットが落ちるとケガをしたり場合によっては命を落とすリスクもあります。
そのような被害にあう方がいなくなればと思い、ブログにて書かせていただきました。